初めまして。横須賀ぷらから通信です。

【逸見】逸見(へみ)の町を歩いて上って塚山公園へ

本日の散策ルート

博士「すべての道は塚山公園へと続いているという話をご存じかね?」

へみ太郎「い、いや、聞いたことないですね、そんな話…」

博士「それなら、今回は桜の名所としてもお馴染みの塚山公園へ行くまでの道筋を紹介しようではないか」

塚山公園に行ってみたいけど行くまでの道がよくわからないという方、必見。

京浜急行、逸見駅ホームから。

逸見駅から出発

2021年4月。へみ太郎と博士は逸見の駅を降り立ちました。

朝日を浴びた逸見駅。

へみ太郎「でも、塚山公園へ行くのになぜ逸見駅を選択したんですか。距離としては隣の按針塚駅から歩いた方が近いような…」

博士「ふむ、なかなか良い質問だよ。へみ太郎くん。確かにその通りだ。按針塚駅と逸見駅では按針塚駅から出発した方がわずかに早く着くことができるだろう」

博士「按針塚駅から出発すると、交通量が多くてな。今回紹介するルートは鹿島神社の脇を通る道なので、多少なりとも道幅が狭く、按針塚駅ルートに比べて車の通りが少ない。だからこのルートを選択するのだ」

へみ太郎「なるほど!博士っていつも、あまり物事を考えていないように見えて色々考えているんですね」

へみ太郎「ダイヤスーパーが見えてきましたね」

博士「そう。そしてこのダイヤスーパーは逸見の町を歩く際に頻繁に登場するから今のうちに覚えておくのだよ」

ここが鹿島神社です。

へみ太郎「昔ながらの住宅がありますね」

博士「これも戦前の建築物だね。歴史のある建物が町中に残っているところも横須賀の魅力なのだ。後ろに見える『ウェルシティ横須賀天空の街』との比較が実に素晴らしい。栄えているものと役目を終えつつあるもの、栄枯盛衰、年月の深みについて考えさせてくれる」

遠くに見えるウェルシティが自分の現在地を知る上での良い目印となります。

へみ太郎「あの薄い緑色のトタン屋根のお家、今まさに解体されようとしてますね」

博士「うむ、残念だが、栄枯盛衰。仕方のないことだ」

へみ太郎「そうですね…(博士は栄枯盛衰という言葉が使いたいだけなんじゃ…)」

へみ太郎「あっちにも道がありますね。上っていけそうな道がある…」

博士「そこに気付いたか、へみ太郎君。あの向こう側に一度でも行ってみたことはあるかね?」

へみ太郎「無いですね…」

博士「いつか上ってみるといい。横須賀を深く知るためには、あの道に限らず、気になった道の一つ一つを実際に歩いて確かめてみるのが大事なことなんだよ」

へみ太郎「確かにそうかもしれませんね!(それにしても、お腹空いたなぁ…)」

博士「でも、今日は塚山公園へ行くことを優先しようか」

へみ太郎「はい!(朝ごはんしっかり食べてくれば良かった…)」

へみ太郎「まっすぐ進んでいくだけなので、わかりやすいですね!」

博士「む!あの建物、料亭小松に造りが似ているな。建てられた年代が近いのかもしれんな」

昔ながらの石垣が残っていると嬉しくなります。
1960年代ごろに建てられたとみられる平屋がいくつかありました。

へみ太郎「オレンジ色のカーブミラーが見えてきましたね。あそこを目印に左に曲がればいいんですよね?」

博士「そうだ。あそこを曲がると、次のカーブミラーが見えてくるが、そこも左へ曲がるのだ」

へみ太郎「わかりました!」

昭和の懐かしさを感じさせる看板。

博士「あの階段を上れば、塚山公園へ辿り着くことができる」

へみ太郎「ええ!あそこを上るんですか。しんどいな」

築100年を超えてそうな家もあります。

博士「昔この奥にみどり湯という銭湯があって……、んんん!!!???」

へみ太郎「どうしたんですか、今にも吐きそうな顔してますよ」

博士「て、手前の家が…。木造の家が無くなってる!わしが子供の頃からあった長屋が…。ほげ…おええええ!」

へみ太郎「吐かないでください!博士」

ちなみに、ここにあった長屋というのはこれ。(明治後期から大正辺りにかけての建築物?)

へみ太郎「気を落とさないでください。ほら、だって全てはエイコヒッスイなんでしょう?」

博士「そ、そうだな…き、気を取り直して塚山公園へ行こうか…」

撮影日が2021年4月なので桜が見事に咲いています。

へみ太郎「結構上まで長く続いているんですね、この階段」

へみ太郎「おお、良い景色だ。やっぱり坂道があると立体感が生まれることで画が映えますね」

博士「ほげげ、しばらく来てないうちに雨宿りの家が無くなっとる。」

へみ太郎「なんですか、雨宿りの家って」

博士「昔、ここで雨宿りさせてもらったことがあるのだ」

へみ太郎「思い出のある家だったんですね」

石垣が積まれた時代が気になります。

へみ太郎「あれ?ここなんか立ち入り禁止になってますよ。何があったんですかここには」

博士「うーん、思い出せない。なにか家があったような…」

へみ太郎「ちゃんと覚えておかなきゃダメですよ」

博士「す、すまん…最近もの忘れがひどくて…」

へみ太郎「しかしこんな山奥に本当に公園があるんですか?少し心配になってきました」

博士「もうじき着くから安心しなさい」

岩肌が力強く露出しています。

へみ太郎「博士。逸見駅への道筋を示す看板が、天めがけて放たれた矢のごとく上を向いていますよ」

博士「これは不可解だな。もしかすると、私たちがよく知る逸見駅とは別の逸見駅が、天上の世界にあるのかもしれんな」

塚山公園まであと少しです!

へみ太郎「こんなところに高速道路が走っていますよ」

博士「あれは、本町山中有料道路だよ」

へみ太郎「へえそんなのあるんだ、普段歩いてばかりで車とか乗らないから全然知らないや」

本町山中有料道路の回数券の払戻しについて | 神奈川県道路公社
神奈川県道路公社の公式サイトです。

編集部注:本町山中道路は2022年3月に無料化の予定です。

ついに到着!塚山公園

へみ太郎「ここが塚山公園…」

博士「ついにここまで来たな。どうだね?へみ太郎くん」

へみ太郎「山奥の寂れた感じの怪しげな公園かと思っていたら案外綺麗なところじゃないですか!」

博士「そんなことを思っていたのかね、へみ太郎くん…」

へみ太郎「想像の10倍良い感じです。来てよかった」

神奈川県 県立 塚山公園

三浦按針の墓

博士「按針塚を見に行ってみようか」

へみ太郎「そういえば、ここには三浦按針の墓があるんですよね」

三浦按針について書かれた看板がありました。
ウィリアムアダムス夫婦墳墓。
按針の遺言によって建てられたとされる慰霊塔。

へみ太郎「あ、ここ教科書で見たことあります。有名ですよね」

博士「でも実際にここへ来たことがある人は案外少ないんじゃないんだろうか」

へみ太郎「確かに。それに教科書で見るのと実際に見るのとではやっぱり違いますね。こじんまりしていながら妙な存在感があるというか」

国の史跡に指定されている。

へみ太郎「三浦按針が亡くなった1620年の横須賀ってどんな町だったんでしょうね。400年前ともなると全く想像もつかない。その頃の逸見はどんな町だったんだろう」

へみ太郎「見晴らしがよいですね」

博士「向こうに見えているのは長浦町だろう。逸見、山中、長浦の上り道は幾重にも枝分かれしているが、そのほとんどが最後は塚山公園とつながっているんだ」

へみ太郎「塚山公園が横須賀の中心地なんですね」

へみ太郎「とりあえず少し休みましょうか」

博士「そうだな。私も少し疲れた」

へみ太郎「400年前の人たちも、ここに座って休んだりしたんですかね」

うしがみ
うしがみ


横須賀出身の20代。横須賀の独特な地形や路地に惹かれて、歩いているうちに10年の歳月が流れていました。最近の口癖は「あの建物の築年数が知りたい」です。

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